第1話「カナダ滞在記」(14)

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 九州新幹線開通の経済効果は、専門家の話によると、大震災の影響で予定の半分くらいしかなかったそうです。JR博多シティがオープンしたので、かなりの経済効果があり、九州の景気が良くなり、それで大震災の影響で、冷え込んだ東北地方の景気もある程度はカバーができるかと思っていましたが、見通しが甘かったです。

 1週間ぐらいブログの更新をせずに、大震災の影響で原子力発電所の事故が起きていて、その事故をなんとかしとうとする自衛官や消防士の方の姿をネットで見ていました。原子力発電所の事故も多くの人のおかげで、なんとかなったそうで、ほっとしています。

 原子力発電所の事故の報道を見て思いましたが、現場の人達や官房長官をはじめ、多くの政治家や官僚があれほど努力をしているのに、総理大臣は何をしているのでしょうか。今までの多くの総理大臣は難しい判断をなんとかしていたのに、パフォーマンスだけで、何もしないのは、村山富市首相と変わりません。

 特に来年は、裁判員法の改正の年でもあり、法務官僚を上手くコントロールして、停止中の陪審法を改良復活しなければならないのに、こんな人権感覚で「国民の司法参加」が実現するのか不安です。ただでさえ、法務官僚は陪審法の導入を何度も妨害された過去があるだけに、大丈夫なのかと思います。首相が自分を磨く様に努力するか、他の政治家に任せるかしないと、東北地方の復興と国民の司法参加は本当に難しいです。

 1週間くらい、暇な時はネットなどを見ていました。就職活動で頑張っている方が多いので、地震からの復興も早いと思います。たまたま見たブログの中で、著者の就職活動中に、女性がトイレに行くのを我慢したために、おもらしをしたという話が、イラスト付のエッセーで掲載されていました。自分も就職活動中に、2次面接で女子大学生が失禁をして、泣き出したのを見て、戸惑った事がありました。失禁をした女性は、就職活動に通りたいという気持ちが強く、面接官にトイレに行きたいといえなかったのでしょう。女性は男性よりも尿道が短いので、お漏らしをしやすいと本で読んだ事があります。それに緊張をすると、トイレが近くなるという話はよく聞きます。就職活動が緊張するのはよくわかりますが、少しリラックスをした方がいいと思います。それにしてもこのブログの著者は元漫画家である自分よりも絵が上手いですね。

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走れメロス・おしゃれ童子 ヤング・スタンダード (集英社文庫)走れメロス・おしゃれ童子 ヤング・スタンダード (集英社文庫)
著者:太宰 治
販売元:集英社
(1999-05-20)
販売元:Amazon.co.jp
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 日本を代表する作家である太宰治の人気がある短編が掲載されている本です。電車やバスの中で気軽に読めるので、太宰治の作品に興味があるけど、まだ読んだことがないという方はぜひ読んでみてくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(13)

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 3月12日(土曜日)に九州新幹線が開通しました。大学時代の友人が「さくら」の指定席が取れたので、土曜日の夜に博多駅で久しぶりに会って、食事でもする予定でしたが、東日本大震災の影響で友人がチケットをキャンセルしたので、会えなくなりました。

 電子メールで友人達と確認をとったところ、自分の友人達はみんな無事だった事がわかりましたが、ネットで大地震の津波の画像を見ると、政治家や自衛官の人達が早く救出して欲しいと思います。自分は地震研究家でもないので、何も出来ないのが本当に悔しいです。

 この大地震で被害に遭われた方のためにも、博多駅に行くための交通費を募金しました。自分に出来ることは、できるだけ消費をして経済を活発にして、税収を増やして、それを被災者の復興にあてられるように努力する事と少ない貯金の中から募金をする事ぐらいしかありませんが、政治家の方と自衛官や警察官や消防士の方の努力により、行方不明者を1人でも多く助けて、一日も早く復興をする様に祈っています。

 友達に会う時間つぶしに、喫茶店で携帯電話で、いろいろなサイトを見ていました。就職活動で頑張っている学生の体験談がブログに掲載されていました。自分の就職活動は4月ごろから始めたので、最近の学生は熱心だなあ、と感心しました。自分の場合は、まだ漫画家をやっていて、忙しくて資格などが自動車免許しか持っていなかったので、就職活動が上手くいかなかくて、とりあえず英語通訳のアルバイトや漫画家の仕事をしながら、国内旅行案内業の資格や観光通訳業の資格などを取れる様に、頑張っていました。

 英語通訳といっても、時給900円のアルバイトで、フリーターの様なものですし、漫画家の仕事は、時々、商業雑誌に読みきりで、1本10万円くらいで4コマやストーリー漫画を掲載してもらったり、自分で作ったホームページに4コマ漫画を掲載して、その横に貼り付けている企業広告で、お金をもらったりしていました。そういえば、北九州博覧祭に、自分も英語通訳として、時給950円で働いていました。社会人になると、資格を取る時間が少なくて、本当に苦労するので、学生の方は資格などを社会人になる前に取った方がいいですよ。

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こころ (集英社文庫)こころ (集英社文庫)
著者:夏目 漱石
販売元:集英社
(1991-02-20)
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 夏目漱石の代表作であり、中国でも人気がある作品です。明治時代に書かれた作品なので、文章の言い回しが少し難しいところもありますが、内容はすごく良いので、興味がある人はぜひ読んでみてくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(12)

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 この「マスコミと司法の八百長について」のコーナーを今回でまとめようと思いましたが、宮城沖地震が起きたので、関東地方に住んでいる友人と連絡をメールで取っていて、すっかり忘れていました。

 山口県の方では地震の影響がないので実感がありませんが、関東地方で就職した友人のメールやネットでの地震速報を見ると、自然災害の恐ろしさが伝わってきます。

 阪神大震災の時、村山富市首相が対策をとるのが遅れたために、被害が拡大してしまったので、宮城沖地震の対策が上手く取れるのかどうか、心配していましたが、政府の対応が比較的速かったのが、不幸中の幸いだった様な気がします。

 災害が起きた時、政府が上手く対応が取れるかどうかで、被害が抑えられるかどうかが決まるので、与党と野党の政治家が力を合わせて、地震の被害を最小限に抑えて、一日も早く復興してくれるようにして欲しいです。

 最後になりましたが、宮城沖地震で亡くなった方のご冥福をお祈りします。

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人間失格 (集英社文庫)人間失格 (集英社文庫)
著者:太宰 治
販売元:集英社
(1990-11-20)
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 新潮社のキャッチコピーで「ナイフを持つ前にダザイを読め」という言葉がありましたが、人間の精神的な弱さを描いた作品で、この作品を読むと、いろいろとストレスがたまることが多いけど、誰もが苦労しているということがよくわかる作品なので、つらいことがあった時はこの作品を読んでくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(11)

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 今週の月曜日に新幹線の待合室で読書をしていたら、朝のワイドショーで、また京都大学のカンニング事件の事をやっていました。なぜマスコミはこんなにこの事件を取り上げるのかがよくわかりません。そんなに視聴率が取れるのか、偏差値エリートである官僚やマスコミ上層部からの圧力があるのか、それとも他に理由があるのか、マスコミ関係者でない自分にはよく理解出来ませんが、感情的になっているマスコミより、ネットの掲示板やメールマガジンの記事の方が客観的に解説している事だけは良くわかりました。

 10年後に、子供達がこの事件を振り返って見ると、「なぜ、どうでもいい事件にこんなに大騒ぎしたのか。」と不思議に思うのではないでしょうか。カンニング事件よりも、司法の民主化とか、取り調べの全面録画化とか、生活保護の充実とか、いろいろ議論しなければならない課題があるのに、マスコミは何をやっているのか、と考えてしまいます。

 電波法では、事件に対していろいろな立場から検証しなければならない、と規制していますし、総務省のサイトでも電波法の説明はしているはずです。総務省の許可を受けているテレビ局や国家権力の暴走をチェックするはずの新聞社が、感情的になり、刑事事件において法解釈の拡大をしても構わないといった態度をとってはいけません。マスコミは記者クラブで官僚の情報を流すだけの通信社になった方がいいのではないでしょうか。

 あと、学歴というのがそんなに重要なのかと思います。大日本印刷の様な大企業を受ける時は、有名大学の肩書がないとエントリーシートの段階で、不採用になりますが、エントリーシートに合格すれば、学歴はそんなに関係ありません。自分が高校生の頃は、横浜国立大学が関東では有名大学なのに、経済学部の夜間が偏差値が低いので、狙い目だと塾の友人から教えてもらった覚えがあります。最近では、アメリカの大学へ進学する学生が増えているという話も聞きます。こんな些細な事にこだわると、優秀な学生が海外の大学へ進学して、日本の学生の質が落ちるのではないかと心配しています。

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谷崎潤一郎マゾヒズム小説集 (集英社文庫)谷崎潤一郎マゾヒズム小説集 (集英社文庫)
著者:谷崎 潤一郎
販売元:集英社
(2010-09-17)
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 自分の肉体を痛めつけられて快感を得るというマゾヒズムな性癖という方は時々いますが、そういった人達をモチーフにして書かれている短編集です。そういった性癖でない人にも楽しめる作品ですので、ぜひ読んでみてくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(10)

BlogPaint前回に続いて、京都大学のカンニング事件の事ですが、被疑者が逮捕されて、どういった容疑で逮捕されたのかと思って、ネットで調べたのですが、「偽計業務妨害」だそうです。この「偽計業務妨害」というのは、電話で脅迫電話をかける事を規制する法律なのに、ネットを使ったカンニングを適用するとは思っていませんでした。

 逮捕令状を出した裁判官もその事はわかっていると思いますが、あのマスコミの過剰報道で、逮捕令状を出さないとマスコミに何を言われるかわからないといった恐怖から、罪刑法定主義(刑事事件について法律を拡大解釈してはいけない)を無視してしまったのでしょう。

 捜査機関のでっちあげで、第二次大本教弾圧事件が起きた時、1942年7月に大阪控訴院で高野綱雄判事が、治安維持法について無罪判決を出した事がありました。(ただ不敬罪について有罪なのは残念でしたがが・・・。)この高野綱雄判事の様に、今の裁判官ももう少し冷静に判断をして欲しいです。

 そして、過剰報道を懲りずにやっているマスコミは、「メディアスクラム」(鶴岡憲一著、花伝社)を読んで、冷静に報道をして欲しいです。

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メディアスクラム―集団的過熱取材と報道の自由メディアスクラム―集団的過熱取材と報道の自由
著者:鶴岡 憲一
販売元:花伝社
(2004-07)
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 マスコミは国家権力の監視をするという高貴なる義務がありますが、営利企業であるために、過剰報道で事件の被害者に無責任な質問をするという問題も起こしています。そういったマスコミが抱える負の問題点にスポットを当てている作品ですので、興味がある人はぜひ読んでみてくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(9)

BlogPaint京都大学の入試試験でネットを使ったカンニングが大問題になっていますが、あまり騒ぐことでもないかと思います。別に被害者が出たとか、社会に悪い影響を与えたとか、国民を不安にされてしまったとかいう問題でもありませんし、むしろ偏差値エリートを育てている日本社会の方が問題です。

 司法試験を受かって、法律の専門家である裁判官が、一審で無罪判決が出たネパール人の被告を「無罪者は拘束出来ない」という刑事訴訟法の条文を完全に無視して、強制送還させなかった上に、証拠も証人もないのに逆転有罪判決をくだした事がありました。偏差値エリートである知識人はその事について何も批判しませんでした。

 ネットの掲示板に書き込めば、すぐカンニングがばれるから、愉快犯だと思いますが、犯人は警察官の捜査でも捕まらない自信のある頭脳の持ち主なのでしょう。それはともかく、一番心配しているのは、マスコミの過剰報道によって、捜査が混乱して、無実の人が逮捕される事です。冤罪事件を分析すると、陪審法が停止している事もありますが、マスコミの過剰報道にも原因があります。

 マスコミはネット犯罪を批判するよりも、自分自身の過剰報道を反省して欲しいです。

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伊豆の踊子 (集英社文庫)伊豆の踊子 (集英社文庫)
著者:川端 康成
販売元:集英社
(1977-05-20)
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 川端康成の代表作であり、たいていの本屋に置いてあるくらいメジャーな作品であるのですが、タイトルだけは知っているけど、本を読んだことがない人が多いそうです。読み継がれている作品にはハズレがないので、この機会にぜひ読んでみてください。

第1話「カナダ滞在記」(8)

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 昨日、ヤフーが経営している「大河ドラマの感想」のサイトを見ていたら、いつの間にか批判的な感想を述べている文章が消されていました。自分はテレビの情報はネットで見ているので、そういう事をして欲しくはありません。そういえば、先週のライブドアブログのサイトでも「大河ドラマ 江」の批判を述べている人が大勢いらっしゃいました。

 よくネットのサイトは中傷するから駄目だ、と述べている知識人の方がいらっしゃいますが、中傷と批判は全く違います。中傷は悪意があるのに対して、批判は対象となっている物について、良くなって欲しいと思う気持ちがあります。NHKのスタッフは情報操作をして、ファンの批判を無視するのではなく、大河ドラマが良くなって欲しいというファンの期待に応えて欲しいと思います。

 NHKの態度を見ていると、裁判所上層部と検察上層部である法務官僚によく似ています。陪審法が停止してから、一般人なら誤らない事を誤ってしまい、無実の人が冤罪に巻き込まれてしまうから、陪審法を新憲法に合う様にして復活するべきという批判を根拠のない中傷の様に情報操作をしている事を思いだします。

 NHKも法務官僚も公務員だから、一般人とは違うといったエリート意識があるのでしょうが、国民から高い受信料や税金をもらっているという事を思いだして欲しいものです。

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銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜
著者:宮沢 賢治
販売元:集英社
(1990-12-14)
販売元:Amazon.co.jp
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 絵本にもなっているほどのメジャーな作品ですが、インターネットでストーリーだけを読んでいる人がいるそうです。この作品は内容ももちろん良いですが、それ以上に文章がすごく良質なので、一度本を読んで、この世界を味わってくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(7)

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 少し前に新幹線の待合室のテレビで、アナウンサーが「裁判員制度を定着しなければなりません。」と発言していました。裁判員制度はドイツの参審制度の様に裁判官と一般人が刑事裁判の事実認定や量刑を決める制度なので、ドイツの様に冤罪事件が少なくなると思って、その様な発言をしたのだと思いますが、ドイツと違って、日本の場合は裁判官の人事権は独立していなくて、裁判所上層部が担当しています。

 1969年の裁判官による令状却下率は5%位あったのに、裁判所上層部がいい加減な逮捕令状を出さない裁判官を左遷させたために、1999年の令状却下率は0,1%位まで落ちてしまいました。

 つまり、裁判官は裁判所上層部の圧力を感じながら、刑事裁判を行っているので、どうしても公平な裁判が出来ない様になってしまっています。あと、問題なのは裁判員法では検察官控訴が認められている事です。せっかく無実の人が無罪になっても、最後は捜査機関よりの裁判所上層部が担当するので、逆転有罪になってしまいます。

 だから、停止している陪審法なら、出世に関係ない一般人が事実認定を行い、法解釈の専門家である裁判官が量刑を行うので、公平な裁判が期待出来ます。ただ今の陪審法は検察官控訴と被告人控訴を認めないので、刑事訴訟法を改正して検察官控訴を認めない様にする必要があります。

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汚れつちまつた悲しみに…―中原中也詩集 (集英社文庫)汚れつちまつた悲しみに…―中原中也詩集 (集英社文庫)
著者:中原 中也
販売元:集英社
(1991-01-20)
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 昼は散歩をして、夜にお酒を飲んだり詩を書いたりしてすごした著者の詩集です。この作品の様にクオリティの高い詩を読むと、ストレスがたまっていた心が癒されたり、気持ちがよくなったりするので、ぜひ読んでみてくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(6)

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  2008年10月に日本の刑事司法を視察した人権規約委員会から、捜査機関に対して「取り調べの全面録画化をするべき」という警告を受けました。そして、裁判所に対して「刑事裁判は調書ではなく、客観的な証拠を重視するべき」という警告を受けました。

 自分もそう思いましたし、知り合いの裁判官も検察官もそれは良く分っている人は多いのですが、裁判所上層部と検察上層部である法務官僚がそんな命令を聞くとは思えません。

 なぜなら、1882年にフランス人法律顧問だったボアソナードが、拷問による自白を防ぐために、治罪法(初代刑事訴訟法)に陪審法を導入しようとして、法務官僚に妨害された事がありましたし、1923年に陪審法が成立するまで、法務官僚は与党である政友会の妨害ばかりしていましたし、1943年に陪審法が停止する時も、法務官僚は陪審法を廃止せよと主張していました。さらにアメリカ占領下にあった時も、アメリカ政府は陪審法を復活させようとしていたのに、法務官僚の妨害で実現しませんでした。それと1980年代になって、陪審法を改良復活させようとした政府や弁護士会の妨害をして、実現しませんでした。

 法務官僚がある程度妥協してくれないと「国民の司法参加」は出来ないのですが、それ以上に問題なのはマスコミの態度です。マスコミが司法のいいなりにならなければ、ロシアの様に1990年頃には、陪審法の復活が出来たと思います。せめて、最初に言った人権規約委員会の話はニュースで流して欲しいものです。どっちにしてもネットで知るようになりますし、ますますメディアの信用をなくしてしまうことになります。

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遠野物語 (集英社文庫)遠野物語 (集英社文庫)
著者:柳田 国男
販売元:集英社
(1991-12-13)
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 遠野物語というと、妖怪をテーマにした作品ということは知っていても読んだことがないという人が多いと思います。この作品は読み始めると、最後まで読んでしまうぐらい面白いので、ぜひ読んでみてくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(5)


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  マスコミは司法機関のいいなりになっているというのは、ネットの掲示板やブログでよく言われています。特に刑事事件になると、マスコミは情報源を捜査機関や検察の様な司法機関に完全に頼っているので、当然の事ながら、マスコミには捜査機関や司法機関の批判が出来ません。

 昔の朝日新聞は独自取材をしていたので、捜査機関が別件逮捕や任意同行によって、被疑者を拘束して、拷問による虚偽自白をした時は、批判をしていましたが、今の朝日新聞は独自取材をしないので、通信社の様に記者クラブで官僚の出張を垂れ流しているだけになっています。

 この「マスコミと司法の八百長」で、日本人はマスコミについて信頼をなくしてしまい、日本を代表しているはずの朝日新聞の広告がどんどん少なくなっています。あと、マスコミ(特にNHK)について思うのですが、あまりにも国民を見下している様な感じがして態度が悪い様な気がします。マスコミ関係者はものすごいエリートだからというのもあるのでしょうが、このままだと日本人全員がマスコミを信用しなくなる様な気がします。

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舞姫 (集英社文庫)舞姫 (集英社文庫)
著者:森 鴎外
販売元:集英社
(1991-03-20)
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 軍医である著者がドイツ留学をした時の思い出を土台にして描いたせつないラブロマンスです。本当の文学作品というのは時代を超えて読まれるものですが、今読んでもすごく新鮮な感じがする作品なので、ぜひ読んでみてくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(4)


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 最近、大相撲の八百長問題が大きな社会問題になっていますが、「何をいまさら」と言った感じがします。7勝7敗の勝率がかなり高い事は、スポーツ評論家でなくてもなんとなくわかります。それよりも問題なのは、テレビやラジオに出演している専門家がそれについて疑問を投げかけようとしなかった事です。

 それについて刑事裁判についても同じ事が言えます。別件逮捕や任意同行で被疑者を拘束して、拷問による自白が、あれだけ問題になっているのに、再審無罪判決や真犯人が出た時だけ、マスコミは大騒ぎをして、普段は専門家の人達は、テレビやラジオで取り調べの全面録画化とか、アメリカの様に取り調べの時に弁護士と同席する権利を与えるべきだと出張させません。

 冤罪が明るみに出ると、マスコミはとりあえず、担当した捜査官や検察官と裁判官だけを叩いて、肝心の問題点の改革をしようとしませんが、おそらく、相撲協会もマスコミも、大相撲の八百長問題について、一部の力士だけを叩いて、大相撲の制度疲労の改革をしようとしないでしょう。

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赤毛のアン (角川文庫)赤毛のアン (角川文庫)
著者:モンゴメリ
販売元:角川書店
(1957-11)
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 カナダを舞台にしたラブストリーの作品です。新潮社の文庫ではシリーズ全十巻もあるので、全部揃えるのが難しいですが、この文庫は最初の話だけを掲載しているので、これを読めば、友人と赤毛のアンについての会話が出てもついていけますので、すごくおすすめですよ。

第1話「カナダ滞在記」(3)

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 メルボルン事件の事を書いていますが、通訳者の誤訳だけでなく、被告人の弁護団についても書かなくてはいけません。あの通訳者の誤訳がなれけば、シドニー事件の様に陪審裁判で無罪の評決が出たはずですし、オーストラリアの法廷弁護士(バリスター)も日本の刑事弁護士の様にレベルが高く、全力で被告人の無罪を取るために努力したから、あまり批判をしたくはありませんが・・・。

 陪審制度は国家権力の暴走を防ぎ、自白の強制といった捜査機関のいい加減な冤罪から身を守ってくれます。だから日本の様に陪審法を停止すると、強制された虚偽自白による冤罪が止まらないのは当然なのです。

 ただ真実は被告人や神様しかわからないので、無実の人に無罪判決が出るとは限りません。オーストラリア人にとって、日本語はマイナーな言語であるので、ああいったとんでもない誤訳が出たのでしょうし、そういった特殊な事情を弁護団は、ビデオテープの映像や専門家の証人をもう少し上手く使って、陪審員に説明して欲しかったです。

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若き人々への言葉 (角川文庫ソフィア)若き人々への言葉 (角川文庫ソフィア)
著者:ニーチェ
販売元:角川書店
(1984-07)
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 哲学者のニーチェが当時の若者にむけて書いた本です。本当の名作というのは時代を超えて読まれるもので、時代が変わっても、現代の若い人が読んで役にたちそうなことを書かれているから、興味がある人はぜひ読んでくださいね。

第1話「カナダ滞在記」(2)

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 メルボルン事件の通訳について、当時のネットの掲示板でもかなり問題になっていたので、オンライン書店の「本やタウン」で、「メルボルン事件」についての本を検索してみました。驚いた事にたった2件しか出てきませんでした。

 1つは、冤罪に巻き込まれた日本人旅行者の手記ともう1つは、手話の通訳者が書かれた本で、その中にメルボルン事件の通訳の問題点が載っているそうです。日本の単行本は、年間7万~8万点も発行しているのに、本を出版する知識人や編集者は、なぜこんなに冤罪について、無関心でいられるのか理解出来ません。

 そういえば、休刊になった「E とらんす(翻訳の世界)」や「英語青年」で、メルボルン事件の通訳の問題点について解説した事がありませんでした。もし来日したカナダ人が取り調べの時に、日本人の通訳者の誤訳によって、冤罪に巻き込まれたのなら、カナダの雑誌や書籍などで、「取り調べの全面録画化をするべきだ」とか「停止中の陪審法を改良復活するべきだ」と主張するような気がします。

 日本の出版業界の売上が2兆円を切ってしまったのは、若者が本を読まなくなったのではなくて、若者は本よりもネット上のブログや掲示板の方が、良い情報を提供していると判断しているのではないでしょうか。

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ダブリナーズ (新潮文庫)ダブリナーズ (新潮文庫)
著者:ジェイムズ ジョイス
販売元:新潮社
(2009-02)
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 NHKのラジオ番組でも取り上げられたことのある名作ですが、本の署名だけ知っているけど、本の内容は知らないという人が多いそうです。時代背景がわからないと、最初はこの本の面白さがわからないと思いますが、翻訳家の方が上手に訳しているので、途中から夢中になって読めると思いますよ。

第1話「カナダ滞在記」(1)

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                           通訳には、リズムを重視するタイプの通訳と内容の正確さを重視するタイプの通訳があります。例えば、パーティーの演説で内容よりもその場の雰囲気を盛り上げなければならない時は、リズムを重視する通訳をしなければいけません。反対にメルボルン事件の取り調べの時には、内容の表現を正確に伝えなければいけません。いくらオーストラリアが陪審制度があり、取り調べの全面録画をしてるといっても、いい加減な通訳をしてはいけません。

 自分が大学を卒業して、通訳のアルバイトをしていた時に、先輩の通訳者から、リズムを重視する通訳は「あまり斬れない美術刀」であり、内容を重視する通訳は「良く斬れる質素な刀」であると表現していました。

 メルボルン事件の通訳者の様に「この麻薬の入った荷物はあなたのですか。」と言った取り調べの人の英語を「このスーツケースはあなたのですか。」と日本語に誤訳するのは、非常に困ります。なぜなら、日本人旅行者もオーストラリアの陪審員も映画の字幕なら誤訳があっても、まさかプロである通訳者があんないい加減な事をするとは思わないからです。

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社会福祉と通訳論 (手話を学ぶ人たちの学習室 全通研学校講義集)社会福祉と通訳論 (手話を学ぶ人たちの学習室 全通研学校講義集)
著者:真田 是
販売元:文理閣
(2005-03)
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 最近では福祉関係に興味を持つ人が増えてきていて、手話を勉強したいと思っているけど、本屋に行っても手話の本が多すぎてわからないという方もいるそうです。初歩的な手話の本はいろいろありますが、少し手話に慣れてきたら、この本がおすすめですよ。

第1話「カナダ滞在記」

BlogPaint メルボルン事件とは、1992年6月にメルボルン空港で日本人観光客4人が持っていたスーツケースからヘロインが発見されて、麻薬密輸の容疑で逮捕され、取り調べの時に通訳者の誤訳が原因で、オーストラリアの検察が起訴して、陪審裁判で有罪の評決を受けて、1994年の6月に4人に懲役15年という重い判決が下った事件の事です。

 ちなみに当時のニュースでも報道していましたが、10年くらい前に、日本人観光客の4人は、刑期を終えて、仮釈放というかたちで、日本に帰国しました。

 一方、似た様な事件で「シドニー事件」といって、日本人旅行者が知らない人から預かったビンの中に麻薬が入っていた事件でしたが、こちらの方は、状況証拠や弁護団のおかげで、陪審裁判で無罪の評決が出ました。

 自分がカナダに留学する前に、大学から言われた事ですが、観光客が自分の身を守るには、①荷物は自分で詰める事、②他人からの預かり物は気安く持たない事、という原則を守る事に尽きると思います。日本の様に麻薬密輸とあまり縁がない国はともかく、麻薬密輸の事件が起こりやすい国に旅行する場合、できるだけカギをかけた方が良いです。


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麻薬の運び屋にされて麻薬の運び屋にされて
著者:長野 智子
販売元:扶桑社
(2003-08-08)
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 オーストラリアの警察が見込み捜査とミスと日本語通訳者の誤訳によって生じた冤罪事件であるメルボルン事件に巻き込まれて、無実の罪で刑務所生活を送った著者の回想記です。メルボルン事件に興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。
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